写真は先日行きました、能登は門前の畑の写真。山の奥の奥にあってふもとから山道で延々30分かかりました。(途中あまりに道が細くてバスが通れないところも・・)
今回の「石川県有機農業推進協議会」立ち上げの中心的存在である金沢大地の井村さんが新しく借りた畑です。
国のパイロット事業で開墾されたのですが、あまりの地力のなさに多くの人が入植したのですが、失敗して20年間放棄されていました。
現在10アール(33×33m)が2000円/1年で貸し出しているそうです。(安い!!)
そこで井村さん、イチから大豆を育てています。
それにしてもその開墾にかかった費用を考えるとすごい無駄だと思ってしまいます。
こんな例が石川県だけで何箇所も、日本全体で山ほどあります。
でもそんな山道を登ってくる間に、こんなところになぜ?と思えるぐらい小さな田んぼ、棚田が沢山ありました。
日本の稲作は水田になります。ということは水平にしなければなりません。どれだけ先人が苦労して、それでも少しでも米を得ようとしたのか・・
そんなことを考えると胸が痛くなりました。
大型機械で一気に開拓してほとんど使い物にならない畑と石をひとつひとつ積み上げた田んぼ。このギャップはいったいなんでしょう?
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