かぶら寿し
寒くなってくるとおいしくなってくるのが漬物。実際、風来でも冬場は漬物で忙しくなります。冬の漬物はしみじみしますね~。
そして北陸の冬の漬物といえば「かぶら寿し」!!
かぶら寿しはなれ寿しの一種なのですが、米糀を使い、漬け時間が短いのでふな寿しのような感じではなく、
どちらかというとべったら漬けを上品にした味になります。
このかぶら寿し、殿様の献上品だったとあってとても贅沢。
かぶを輪切りにしてハンバーガーのようにして間にぶりの塩漬けを挟み糀で漬けるというもの。
かぶの大きさをそのまま使うので、傷はもとより大きさにも気をつかいます。
風来ではかぶら寿しのためにかぶを無農薬で育てていますが、この時期に合わせて丁度いい大きさに育てるのはなかなか大変。
かぶの数次第ですので毎年欠品してしまいます(^_^ゞ
そして風来では糀に砂糖を加えず、本物みりん(もち米糀100%・砂糖無添加)
だけで甘みを出すのでとても贅沢だと我ながら思っています。でもこうすると自然な甘みになって味を引き立ててくれるんですよね~♪
高価すぎてご贈答専門になりつつあるかぶら寿し。それでは文化が廃れると思って風来では買う人が食べられる価格に抑えています。
今回は樽ごと頼まれて漬けましたが、12月上旬には一般販売開始出来そうです。(12月いっぱい販売予定)
家族の口にほとんど入ることのないかぶら寿し、今年は食べられるかな~