水を守るは人の心
この週末は青年塾で滋賀県高島市の針江地区へ。針江は水の町としてとても有名です。
針江には約230軒の住宅がありますが、このうちの約100軒には「かばた」(川端)と呼ばれる湧き水を利用した水場があります。
屋内に設けた高さを変えた数段の水槽に湧き水を引き、飲み水はもちろん炊事や洗濯にも利用しています。
驚いたのは一番下の屋外の水路につながっているところには、鯉が泳いでいて、ここに鍋や釜を浸けておけば、きれいにしてくれるそうです。
出るゴミは梱包資材ぐらい。鯉が食べられないものは畑の堆肥になるとのことでした。
夜には地元の方と懇親会。話を聞いていて「かばた」が今でも残っているのは湧き水に恵まれているからだけではなくて、
水に対して感謝と畏怖の気持ちが強く残っているからだと思いました。
実際、近隣の地域でも昔はかばたがあったそうですが、今はほとんどなくなってしまったようです。
以前から行きたかった針江地区。やはり現地に行って感じることは大きかったです。
21世紀は水の時代と言われます。命の価値観からみるとまさに最先端地域だと実感しました。