4章 就農に向けて はじめの一歩

就農にむけてはじめの一歩

投稿日:2018年10月7日 更新日:

農を仕事にするにも多様性が出てきた

農を仕事にするとなると以前は農家の跡を継ぐという形が圧倒的に多かったのですが、今は農業法人社員になるなど多様化してきました。それでも農業経験全くのゼロから独立農家になろうとするとかなりハードルが高いと感じている人が多いと思います。

私自身、親の土地を借りられたという意味ではまだ恵まれていましたが、畑作の経験も全く無く、まさに徒手空拳。誰に聞いても無理と言われ、そして農家になるのは資金がかかると散々言われました。

その当時は就農支援資金のことも知らず、手持ちの資金も少ない。しかし借金はしたくない(というか一般金融機関からは借金出来なかったかも・・)
それでも「農」を仕事にしたいと想い考えついたのがミニマム主義(小さい農業)でした。

ミニマム主義的農業経営の具体的内容については後に書かせていただくことにして、今回はミニマム主義的独立農家になる、そのための準備期間について、私自身の経験とまたこうしておけばよかったということについて書いていきたいと思います。

 

農業研修の目的

まず全く農業経験のない者が農家になりたいと思ったらどうするか?

真っ先に思いつくのは各都道府県にある新規就農支援センターに相談に行くということでしょうか。そういったところでは無償で農業技術を習えたり、就農支援金を受けやすくなったりとメリットもありますが、独立を目指すとなると農業法人、または目標とする農家のところで研修させて(働かせて)もらうことが実践的です。研修させてもらいながらそういった支援センターの勉強会にお世話になるというのが色々な情報を入れるという意味でもいいと思います。

ただ研修させていただく中で気をつけたいのが研修期間を区切るということ。(私の場合は一年間)そうすることで目標もハッキリするし、また受け入れ側からしても助かります。

当たり前のことですが、研修を受けたからと言って自動的に農家になれる訳ではありません。農業研修となるとついついトラクターなど農業機械に乗りたくなりますが、そういった技術は後回し、自分で独立してからでも充分間に合います。農家として独立していくには経営、販売や経理能力も必要になってきます。全体的に見る目を持つことが何より大切です。あと農業技術を磨くには自分で育ててみるのが一番。どれだけ厳しく教わっても最終責任が自分にないとなかなか習得出来ません。研修中に自分でも畑を借りて同じ作物を育てる、そこで分からないことがあれば聞くというのが技術習得の近道です。

また研修期間中に一番大切なのはネットワークを広げるということ。研修期間だからこそ農業青年グループや勉強会などに積極的に顔を出す。農はつながりがあってこそやっていけます。

そしてどんな農家になりたいのか、掘って掘って掘り下げる。農家になるというと農業技術が身につけば農家になれると思いがちですが、とんでもありません。将来的なビジネスモデルを具体的に考える。どう育てるのか、はもちろんですが、出来たものを単価いくらでいくつ、どこでどう売るのか、収入はいくらあればいいか、何年でその目標を達成するのか、そして自分はなぜ農家になりたいのか・・。具体的に考えることによってやることが見えてきます。

記事は順次追加していきます。

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風来(since2000年4月)は30aの畑と小さなハウス4棟という自他供に認める「日本一小さい専業農家」です。野菜は足音を聞いて育ちます。目の届く範囲だからこそこだわれることがあります。

自著に「小さい農業で稼ぐコツ」(農文協)、「農で1200万円!」(ダイヤモンド社)あり

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