4章 就農に向けて はじめの一歩

シェア畑

投稿日:2018年9月23日 更新日:

本当の食育

以前に「食育・情報交換会」というのは金沢でありパネラーとして参加させていただきました。その中でこういった会話になりました。

「食べ物一つにしても何かを丹念に手にかけて作るという、育む原理というものが満ちている時代には、多分食育という言葉自体が生まれなかったような気がします。今、時代は、効率、評価、管理、コントロールの原理の中で求められる食というのは、速く食べられることですね。味わうのではなく、効率よく。これは食ではなくてえさになっているのですね。」

「今、世の中全体が、変ですけれども、この時代の流れの中で食を食として食べている人がどれぐらいいるのか。子供たちはその大波を確実にかぶっております。」

「今のお母さんたちは、皆さん、びっくりされるかもしれませんけれども、「なぜコンビニのおにぎりじゃいけないの」と、正面切って言われるお母さんがいます。「こんなに忙しいのに、なぜみんなでテーブルを囲まなければいけないの」と言うお母さんがいます。例えばこちら側が朝ご飯を食べるのは当たり前と思っています。朝ご飯をバランスよく食べるのは当たり前だと思っています。ところが、そういうところでお話をするとびっくりさせられるのは、私の原風景と明らかに違う原風景を持っているお母さんがいます。」

「食事の原風景は明らかに時代とともに今、変わりつつあります。ですから、どんなに楽しく一緒に食卓を囲んで食べましょうと食育基本法の中でうたっても、原風景が違う人にはもう声が届かないのです。」

「とある保育園で保護者が答えました。バランスよく食べようというのは本当に耳にたこができるくらい、お母さんたちは赤ちゃんが生まれたときからいろいろな場面で刷り込まれています。ところが、情報に振り回されるような食になってきますと、お母さんたちの食はものすごくつらくて苦しいものなのです。このアンケートの中で「子供と食べる食が楽しいか」という別立てのものがあるのですけれども、「楽しくない」と答えているのです。」

「子供ももちろん楽しくないのです。あれ食べろ、これ食べろ、野菜食べろ、こうしろ、ああしろと、言うほうもつらいし、言われるほうもつらい。これは情報が振り回すわけですね。」

情報量の違い、原風景の違い。確かに以前とは大きく違います。考えさせられますね。

本当の食育は農育にあり

情報という意味では以前、一次情報について書かせていただきました。

今はまさに情報過多の世界。自分で直接体験することは少なくなりました。だからこそ体験すること大切だと思います。

私自身農家になって価値観が大きくかわりました。

土に触れることで日本人のDNAにうったるものがあると実感しています。食を得る点だけでなく食育、農育という観点から考えこととても大切だと思います。

そんな中、シェア畑というサービスをみつけました。


詳細はまた述べたいと思いますが、貸し農園というのも随分カジュアルになってきたな~と感じました。

まさに価値観が変わってきたという感じがします。いい世の中ですね。

-4章 就農に向けて はじめの一歩


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

六次産業化②

農商工連携も六次産業化も目的は農家の所得アップ。これを明確にしないと言葉の持つイメージの型にはまってしまいます。 農産物を加工して販売する。そこに国の支援があれば売上は上がるでしょう・・ ただここで考 …

就農にむけてはじめの一歩

農を仕事にするにも多様性が出てきた 農を仕事にするとなると以前は農家の跡を継ぐという形が圧倒的に多かったのですが、今は農業法人社員になるなど多様化してきました。それでも農業経験全くのゼロから独立農家に …

農と農業

目次1 趣味とプロ2 就農ブーム?3 生活と仕事と 趣味とプロ 好きなことを仕事にする。嬉しいことですが、これはこれで大変ですよね。料理なんかそうですが、趣味の料理なら好きな材料を使うだけ使えます。で …

六次産業化①

目次1 六次産業化2 PDCAはあるのか?3 本当の目的 六次産業化 六次産業化という言葉も当たり前になってきました。風来への視察も六次産業化を目指す人が多いです。そんな六次産業化に関して、あらためて …

就農支援制度

友人の農家Fさんは米と野菜と花を栽培しています。お米と野菜は無農薬栽培なのですが、花はどうしても農薬を使わざるをえないと農薬を使っています。 そんなFさん「最初から農薬という手段があると、花が病害虫に …

管理人 源さん

詳しいプロフィールはこちら

風来(since2000年4月)は30aの畑と小さなハウス4棟という自他供に認める「日本一小さい専業農家」です。野菜は足音を聞いて育ちます。目の届く範囲だからこそこだわれることがあります。

自著に「小さい農業で稼ぐコツ」(農文協)、「農で1200万円!」(ダイヤモンド社)あり

お問い合わせ