日本の「食」は安すぎる?
昨日はアグリファンド石川のアグリサロンに行ってきました。毎回ゲストを招いての勉強会。
今回は農産物流通・ITコンサルタントのやまけんこと山本謙治さんの講演。講演タイトルは代表著書名と同じ「日本の「食」は安すぎる」
ということで適正な価格で農産物を販売するために生産者は何をすべきかをお話いただきました。
やまけんさんのお話を聞くのは初めてだったのですが、イチイチうなずいてしまいました。
問題提起として、「農業が栄えるためには、農産物を食べる健全な文化が無ければならない。しかしそれはいまや存在しているのだろうか?
」と、今の日本の現状を人口分布、家族構成、変わる食卓を具体的に現されました。
驚いたのは東京ではいまや住んでいる世帯の60%一人世帯とのこと。
そしてカット野菜やプレ調理野菜がもてはやされるということはこれまで秀品とされてきたクラスの野菜が必要なくなり、
全体的に野菜の価格が下がるということ。
色々聞いて、改めて食育の大切さを知りました。ただその食育ですら、最近は大手ハンバーガーチェーンやマヨネーズ会社が「食育」
を戦略をして教育しているので、このままでは恐ろしいことになると心から感じました。
やはり農家が地に足をつけた情報を出していく必要がありますね。そして風来のお客さんはありがたい人が多いな~と改めて感じました。
(^_^)